歯科に関する最近のトピックスをお知らせするコーナーです。是非実践してみてください。
3DSの方法
次に3DSの方法です。
1.お口にどれくらいミュータンス菌などの虫歯菌が 存在をするのか唾液検査で調べる
2.3DSを行なうのか判断
3.PMTCとよばれる歯科専門の機械を使った徹底的な歯の汚れを落とす
(3DSによる効果を高めるために)
4.個人個人に合わせて選択された歯科用薬剤を 専用のマウスピースの内側にぬり5~10分ほど噛んでもらう。
*これにより、歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間などに充分いきわたり、 より効果の高いむし歯予防ができるようになります。
ご希望の方は、お気楽にご相談ください。
フッ素塗布・専用トレー
第17回目は、フッ素塗布です。
フッ素塗布は現在、使いやすいジェルタイプのものを歯面に塗るのが主流です。(フルオール・ゼリー)
しかし、どうしても唾液がある関係で濃度がうすくなったりします。また小さい子供さんは動いてしまうためきっちり塗布できないという問題もあります。
フッ素塗布・専用トレー2
それらを解決するため、サンスターからフローデンフォームNという泡タイプのフッ素歯面塗布剤が発売されました。泡状のため専用のトレーを使うと、歯の隅々まで行き渡り、グレープ風味という優れものです。4分間ほど噛んでもらい、30分ぐらいはうがいや飲食をやめていただいて終了です。
ご興味のある方は、専用の既成トレイもございますので当院にてご相談ください。
ホワイトコート
第15回目は、ホワイトコートについてです。
歯科で扱う歯のマニキュアに「ホワイトコート」というものがあります。クラレという会社が作った歯科材料で、柔らかい樹脂でできていて、光を当てることによって固まります。
このホワイトコート、市販のマニキュアに較べると綺麗に塗ることができ、3か月程度は使用できます。
問題は色の濃い方です。歯のマニキュアを希望される方のほとんどは、神経を取ってしまったり、抗生物質による変色でかなり歯の色が濃い方です。
マニキュアは歯を削らないため、薄く塗る必要があるのですが、歯の元の色を消すために透明感のない白を使用しなければなりません。そうなると透明感がなくなり、綺麗でなくなってしまいます。
適応かあるかどうか関心のある方は、お気軽にご相談ください。
歯のマニキュアとの相違点
・長期間保持可能です(メーカーでは3ヶ月程度保持可能としていますが噛み合わせや清掃状況にもよりますので保証するものではありません。)
・陶材やプラスチック、金属の歯をカバーすることもできます
・歯の表面処理及び光を照射して固めるので歯科医院のみでの治療になります
・固める前に実際に歯に塗って色合いを確認していただけます(色は数種類あります)
・ホワイトコートを除去する際、歯科医院で除去すれば歯を傷めずきれいに除去することができます
利用法
・結婚式、イベント、大切なプレゼン、面接などの前に
・公の場に出ることの多い職業の方
注意事項
・噛む力が掛かると剥がれてしまいますので噛み合わさる部分に塗ることはできません
・一部分剥がれてしまうと元の歯との色の差が大きいほど目立ってしまいます
・メーカーでは3ヶ月保持と謳っていますができるだけイベントなどの数日前にホワイトコートを行なうようお勧めします
・塗布直後は表面が着色しやすいので、着色性の強い嗜好品や食物(例えば:喫煙、コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなど)の摂取は2~3日控えてください
・ホワイトコートはあくまで暫間的(一時的)な処置ですので、ごく短期間に剥がれる場合もありますのでご了承ください
フッ素洗口液
第16回目は、フッ素洗口剤です。
継続的なフッ化物洗口を行うことによる再石灰化促進作用で、う蝕予防効果が得られるといわれております。このたび当院では、う蝕の予防に効果がある、液体タイプのフッ化物洗口剤「バトラーF洗口液0.1%」を採用いたしました。
商品特長としては、低濃度のフッ化物が、エナメル質構成成分であるハイドロキシアパタイトに直接作用して、より安定なフルオロアパタイトを形成し、う蝕抵抗性を向上させるだけでなく、エナメル質結晶周囲の水和層に吸着して、効果的に脱灰を抑制し、再石灰化を促進します。
「バトラーF洗口液0.1%」は、フッ化物イオン濃度約450ppmの洗口液で、う蝕の予防に効果があるとされています。
液は、淡青色澄明で、味は洋梨風味です。計量カップで希釈でき、患者様の年齢・口腔状態に合わせてお使いいただけます。
ご希望の方は、当院にてご相談ください。